製作メモ
KYOTO EXPERIMENT 2021 AUTUMN〜
京都での公演に向けて、神奈川近代文学館資料室へ。 川北長利さん寄贈の1930年代ダンス雑誌を読みあさりにいってます。 文学館では三浦哲郎展をやっていて、複写の合間に『踊子ノラ』をよむ。その隣は金達寿展。
すぐそばには日本初のワルツの碑。ワルツ音楽は海の満ち引きを真似しているうちにうまれたという言い伝えもあるそうです。
2021年 7月、関西でのリサーチが始まりました。まずはいろいろ練り歩きます。
川北長利さんの記事をたよりに祇園の花街、祇園甲部と祇園東へ。すぐ側の安井金毘羅神社で縁切り/縁結びの絵馬をみせていただく。
祇園新地歌舞練場は工事中で、付近の歌舞練場を目指してあるく。鴨川沿いの花街にあるのは先斗町歌舞練場。そこでの鴨川をどりは都をどりとともに1872年に日本初の博覧会「第1回京都博覧会」の観光誘致のために創演。昭和初期には洋楽の使用や少女レビューも。
古地図と重ねながら平安京の東端らしい道を歩きました。京都御所の周りの松は空高くのびています。四条烏丸では祇園祭の鉾が建っているそうです。
同志社大をとおりぬけて幸神社へいきました。鬼門の方向にさる。さるは2匹目でした。
⛰⛰⛰
Miyako Hotel から蹴上の方へのぼりました。修学旅行生と遭遇しました。浄水場のさきにはかつての東山ダンスホール(いまは老年サナトリウム)ですが、辿り着けず🥾
京都滞在中はTHEATRE E9 KYOTOの近くにある、スタジオ studio seedboxで実験しています。入り口に亀がいます。
🙆♀️
京都文化博物館主催の展示「戦後京都の「色」はアメリカにあった!」へいきました。菊地暁さんと本橋仁さんにガイドいただき、京都の占領期に撮影されたプライベート写真を巡りました。接収後改修された日本家屋で踊っている交流会の様子も。踊っていたのは盆踊り?ツイスト?
「戦後京都の「色」はアメリカにあった! カラー写真が描く<オキュパイド・ジャパン>とその後」図録より。
出町柳の鴨川沿いでみた、甲斐扶佐義さんの写真展示 <鴨川逍遥 kamo river wondering>より。
東山ダンス会館一周年記念の冊子を加藤政洋先生にみせていただき、お話し聞かせていただきました。
坂口安吾「酒のあとさき」にはドテラの着流し安吾が祇園から出て、だらりの帯姿の舞妓と踊ったダンスホールとして描かれている場所です。
地図は、立命館大学アート・リサーチセンター「近代京都オーバーレイマップ」より。google mapに明治期以降の9種類の地図を重ね、透かしてみることができます。 https://arc.ritsumei.ac.jp/archive01/theater/html/ModernKyoto/
台風吹き荒ぶ日、鴨川を越えたさきで六道まいりにであいました。お寺におとずれたひとびとは順序に従ってお香を焚き、周回していました。足下で鐘の音がくりかえし響いていました。
岡崎の疎水。 しばらく雨が続くようです、 山が霧でまっしろでした。 府立図書館にゆきました。
市バス202番市バス202番にのって東九条から岡崎のほうへ川の東を北上。かつての市電のイメージ。
YouTubeをとうとう卒業し、社交ダンス教室に通いはじめました 烏丸にあるK-ダンスカンパニーさんです。今回の作品で扱うステップ、ワルツを基礎から習っています。https://k-dance.jp
大正から昭和初期の関西・京都の社交ダンスの踊り場事情については、永井良和先生におはなしを伺い、そこでの問いをひとつの軸にリサーチをすすめてきました
9月22日・23日にクローズドな仕方で、《京都イマジナリー・ワルツ》の中間発表会を行いました! フィードバックの場で今後の制作のためのヒントや気づきをたくさんいただきました。ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!! ここからいろいろと崩して作り替えていこうと思います。
10月9日に東京にて第2回中間報告会をおこないました! 通し&フィードバック。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!!! 《京都イマジナリー・ワルツ》、いよいよ22日からです。
これから2週間、THEATRE E9 KYOTOにて、テクニカルチームとの制作がはじまります。